代表取締役プロフィールと医療コンサルタントについて

「少しでも沖縄のために貢献できるよう、働く女性のサポートをしていきたいです。」

株式会社ABCメディカルサポート

代表取締役住川 美恵

「株式会社ABCメディカルサポート」でのお仕事について教えてください。
私の仕事は医療コンサルタントという仕事で、現在ではまだあまり聞きなれない、馴染みの薄い仕事だと思います。病院などで経験を重ねた医師たちが独立をする際に、医療の専門技術以外で開業・独立に必要なノウハウを提案していく仕事です。いざ独立を考える医師達の中にはそのような知識が少ないために、専門知識を提案し、コンサルタントサポートという形で携わっています。そして現在は、財務処理や会計関係、スタッフへの接客指導や育成を行っています。
現在の仕事に携わるようになったきっかけを教えてください。
大学を卒業後、東京でコンサルタント会社に勤務していました。そこで美容外科などのコンサルタントに携わった時に、医療コンサルタントという分野に出会いました。 元々美容に興味があったということもあり、コンサルタントとしての独立も視野に入れていました。そして東日本大震災の際、私は東京にいましたが、地震や余震によって ライフラインが途絶え混沌とした中で、これから自分の子育てや仕事の方向性を考慮したとき、すぐに沖縄に移住することを決意しました。 正直最初は沖縄で仕事を始めることにとても不安を感じていましたが、今では頼れるスタッフもいますし、移住を決意して本当に良かったと感じています。
印象的なエピソードを教えてください。
沖縄で仕事をしていく上で私が貫いていることは、「島の人々へ感謝、恩返しの気持ち」です。知り合いが1人もいないゼロからのスタートだった私が、人とのつながりの大切さを 感じたのは移住して間もなくのことでした。どうしても外せない仕事があった私は、発熱した子供を誰にも預けられず困っていました。ですが、ご近所の方が子供を預かり献身的な 看病をしてくれたんです。その方にお礼をしたとき、「これが沖縄で言うゆいまーるだよ。」と教えてくれました。この言葉をきっかけに、私は沖縄の土地、人に貢献しようと 決めました。今では、毎朝会社近辺の清掃を行ったりと、少しでも沖縄のためにできることを探しています。今ここで生活できることが、沖縄に活かされていることなんだなと 実感しています。
これからの目標は。
沖縄の女性は、結婚や出産後も仕事を続ける人が多いですが、独立する人はそこまで多くありません。その理由の多くには、「独立に関するノウハウがキチンと分からない」 「1人でやれる自信がない」と不安の声が上がっています。結婚や出産をしても自分の夢を諦めない、今よりも向上していきたいと思う気持ちを大事にしてほしい一心から 私が沖縄の人々に大切なことを教えてもらったように、沖縄で働く女性のサポートに今後力を入れていきたいと考えています。

2014年8月 沖縄情報誌インタビュー記事

株式会社ABCメディカルサポート

代表取締役 住川 美恵

【所属団体】
  • ◉沖縄経済同友会
  • ◉那覇商工会議所
  • ◉公益財団法人被害者支援ゆいセンター(賛助会員)
  • ◉沖縄県防犯協会(賛助会員)
  • ファイナンシャルプランナー
  • 毛髪診断士
【趣味】
  • ゴルフ
  • 執筆活動 著書 ダボハゼ